お酒飲んだら記憶なくすときありますよね。あと、財布。あるいはバッグ。
でもまだなくせるものあるんです。
6月のとある週末の私の予定はこうでした。
13時〜17時:会社のBBQ
18時〜22時:友達のホームパーティ
沖縄出身ということもあり、私はお酒が大好きです。それを公言しているし、また、いじられキャラなのでよく飲まされます。
早速、お昼寝しすぎてBBQに30分の遅刻。
「これは何かを詫びが必要だ」
駆けつけ3杯よろしく、移動中にウィスキーの小瓶を購入、到着までに半分を飲みました。
遅刻した私は案の定、同期に飲まされます。お酒に慣れていない1年目の女の子はコップなみなみにウィスキーを注ぎます。
「私このお酒飲んだことないんですけど、そんなに強いんですか?」
きょとんとした顔でそういう彼女が、私は殺人鬼にしか見えませんでした。
しかし、注がれた酒は飲むのが礼儀。そう思い私は、必死に飲み干しました。
そこに酔った先輩も参上。今度はジンがなみなみ注がれます。この無間地獄がしばらく続きました。
呂律が回らなくなり、男性新入社員にディープキスをかますほどに私は酔っていました。
BBQも終わりに近づいた頃「この後は友達のホームパーティだ!」と思いつつも、少し遅刻して参加してもいいかな、とBBQ組の二次会に参加したのでした。
「お兄さん大丈夫ですか?」
私は肩を揺さぶられ目が覚めました
「ふぇい」
呂律は回らず、頭はトンカチで殴られ続けているようにガンガンします。
目を開けると、電車の中。
目の前には30代くらいのお姉さん2人が心配そうな顔で私を覗き込んでいます。
(ホームパーティに行かねば)
私はズキズキする頭を抱えながら思い出しました。
「お兄さん、どこに行きたいんですか?」
「ひぶやにいきたいべす」
「そうなんだ、でもこの電車、熱海に向かっているよ?」
「まひれすか」
まさかの熱海。
「ってかお兄さん、靴どこいったの?」
「ぐふ?」
足元を見ると、私は靴下でした。靴下で電車に乗っていました。
お酒を飲んで、記憶や財布をなくしたことはあれど、靴をなくしたのは初めてでした。夏の夜、涼しかった。
携帯を見るともう24時。18時に二次会に行ったところまで覚えていると言うことは、私は6時間、記憶を飛ばしていました。
「お兄さん、もう反対側の終電ないし、私たち次の駅で降りるんだ。お兄さん心配だから一緒に降りようよ」
ここに神はいました。いや、女神です、二体の女神が熱海行きの電車にいたのです。
私は彼女たちに甘え、次の駅で降り、最寄りの漫画喫茶を教えてもらいました。
彼女たちにと別れ、靴下のまま漫画喫茶に向かいました。(絶好のチャンスでしたが、性欲魔人の私も萎えるほどの頭痛でした)
着いてからは水をがぶ飲みしました。できるだけ明日に残さないようにしようと飲みまくり、寝付きました。
しかし夜中の3時ごろパッと目が覚めました。
めちゃくちゃ気持ち悪い、トイレで吐こう。
いや、少し動くだけでこれは吐くわ。
胃に刺激を与えないようにゆっくりと、まるでカメレオンのように動きました。
結局カメレオンは吐きました。
先ほど飲んだ水がシャバダバ出ました。
マーライオンです。
マーライオンが日本の漫画喫茶にはいたのです。
もう心に余裕のない私は、寝場所を確保するため、漫画喫茶で借りた毛布で、目の前の汚い水たまりを拭きました。
しかし悪いことはできません。
拭き終えた毛布をよく見てみると、それは私のシャツでした。
もう今日はだめだ、私は寝ました。
翌朝8時、私は右肩だけ臭く濡れ、靴下だけ履いた状態で電車に乗りました。
久しぶりに地面を近くに感じ、むしろ清々しい気分でした。
えぇ、周囲の目線は気になりません、むしろ
「あなたも是非靴下に!」
と勧めたい気分でした。
間違ったロハス志向の人みたいなそんな気分でした。
二次会が開催された居酒屋に靴を探しに行ったのですが、対応してくれたおばさんは爆笑してくれました。
ここまでくれば、ポジティブな私は「jこれは『失敗』ではない『話のネタが増えた』のだ!」と、捉えるようになりました。
こうして私は学習の機会を逃し、同じ過ちを繰り返すのです。猿の方がまだ賢い。
皆さんも是非一度、靴をなくしてみてください。
アスファルトの硬さ、草の優しさ、周囲からの冷たい目、全て快感になるのでオススメです。
ではでは。
どんなに落ち込んだ人も「自分の人生まだマシなんだ」って思えるくらいに残念で失敗まみれの男の話。暇つぶしにどうぞ。
酒と女とセックスが好き。ヒモになりたい
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